2022.08.05
“国内ブリード” “国内CB”というのは、日本国内の飼育下で繁殖した個体のことをいいます。
輸入した個体ではなく、合法だという意味に聞こえますし、国内産といわれると、なんとなく、安全、安心感があります。
その反面、悪い業者にとっては非常に便利な言葉です。
実際購入者は、国内で産まれたのか密輸なのかを知る術はありません。
密輸入の個体でも「国内ブリードです」と言えば通ってしまうのが現状です。
また、密輸業者や悪徳ペットショップが、密輸入した個体を日本国内で繁殖させた場合はどうなるのでしょうか。
環境省によると、密輸由来の個体なので正規とは認められないという見解でした。
しかしながら、密輸入の動物でも登録票が交付されてしまう可能性がある現在の「種の保存法」では、悲劇は繰り返し、日本は密輸大国のままです。
悪い業者は法の抜け道を知っているので何度でも密輸を繰り返します。
もちろん、悪いのはそのような業者ですが、密輸入によって起こる生態系の乱れや、奪われる命をなくす為に、私は法の改正や厳罰化を求めます。
そしてその為に、今、私たちにできることは何か日々模索しています。
次回はカワウソの所有権と飼育権について書こうと思います。
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